唐田えりかに復活のチャンスはあるのか 芸能スキャンダルの罪と罰
芸能スキャンダルの罪と罰(制裁)について、まずは東出昌大と唐田えりかの不倫から考えてみよう。
■経済的貢献も大事
すぐには元の位置には戻れなくなるような謹慎期間が少なくとも必要である。いや2度と芸能界に戻れなくすべきだろうか。そこはやはり、もっと当人の才能を社会に還元するという発想も必要だ。
安易に経済より道徳だと言ってしまうのも問題だ。経済的な営みも十分に倫理的である。社会で才能を活かして還元することと、仕事が奪われることによって罪を償うことの、せめぎ合いと相互の妥協が肝心だろう。
■公平で妥当な謹慎期間へ
何より不倫騒動はあまりに人によって制裁の重さが違いすぎる。以上のことを考えながら、ちゃんと公平な謹慎の仕組みができるべきではないだろうか。
大人気のタレントがある程度許され、まだたいして人気のないタレントはあまり許されないというのは分からなくもない。それもひっくるめて、公平な謹慎の仕組みを考えてみるのがいい。
たとえば、唐田えりかは半年も謹慎すれば復帰していいのではないだろうか。いや1年の謹慎は必要か。
何ならば民間的に、要は本物の司法機関ではない「芸能人スキャンダル法廷」を設立してもいいのかもしれない。とにもかくにも、「なんとなく芸能界永久追放」というのはなくしたほうがいい。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)