上海の全学校が2月いっぱい休校に オンライン授業で新型肺炎対策
児童、生徒、学生を新型肺炎から守りたいと上海市教育委員会が大きな決断。
■再開後にはしわ寄せも
休みの間、教師からの連絡事項はインターネットで伝えられ、生徒からの質問などもそこで受け付けるとのこと。必要に応じてカウンセリングも提供されるだろうという。
授業については、いわゆるオンライン・クラスの形式を試みるといい、長い春休みになったから旅行にでも…というわけにはいかないようだ。
また定められたカリキュラムをこなすため、学校の再開後には授業がびっしりと組まれ、休暇や行事などのスケジュールの見直しも考えられるという。
■注目集まるオンライン授業
アメリカの大学ではじまり、今やかなり浸透しているオンライン・クラスの受講でコースを修了するという方法。
仕事と学業の両立が可能になる優れた方法だが、これは異常気象、自然災害、台風や雪などの悪天候に対応できるほか、インフルエンザやこのたびの新型肺炎のような感染症対策としても有用だ。
上海市が打ち出したこの方針、今後の授業の進め方に中国の内外から大きな注目が集まることだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)