おでんの意外な秘密をチコちゃんが紹介 「今入ってないのに」と驚きの声
『チコちゃんに叱られる』でおでんの名前の由来を紹介。おでんのでんはまさかのあれだった。
■串焼き料理から鍋料理へ
ここまで説明したおでんは、最初の田楽から派生されたものであるため、全て串に刺して焼いたものだった。江戸時代後期頃に千葉県の銚子や野田の辺りでしょうゆの製造が盛んになったことがきっかけで江戸の町でしょうゆ味で煮込んだおでんが生まれたと言われている。
その頃は関東でしか食べられていないものだったが、大正時代になり 煮込みおでんは東京の料理人によって大阪に持ち込まれる。しかし、当時の関西のおでんは串に刺す田楽スタイルだったため、「関東煮」と呼ばれた。
しょうゆベースで濃い味付けだった関東煮は関西人の口には合わず、昆布だしを使った薄めの味付けにアレンジされ、関東煮は関西でも人気となった。
1923年に起きた関東大震災で転機が起こる。関東は壊滅的なダメージを受け、料理屋も大きなダメージを受けた。この時に関西から関東煮が伝えわたり、おでんとして全国へ広まったと解説した。
■関東大震災の関係が意外
以前、しらべぇでも伝えたコロッケが肉屋で売られる理由でも出てきた関東大震災。このことを覚えていた視聴者も多く「関東大震災って色々絡んでるんだな」「食べ物の歴史にもたくさんでてくる関東大震災」といったコメントが散見された。
また、「でんは豆腐」という回答に「えっ今おでんに豆腐入ってないよね?」「厚揚げとかはあるけど素の豆腐って入れるっけ」と驚く声も。
大きく形を変え、最早原型はないおでん。初期とは全く違った形で現在も楽しまれている料理は他にもたくさんあるのだろうか。またチコちゃんに紹介してほしい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)