「ブードゥー教の呪いをかけられた」 信じ込んだ10代男が知人を銃殺
「今日、お前は死ぬからな」と憎き相手にメッセージを送りつけ、実際に殺害に及んだ10代の男がいる。
呪いやまじないなど全く信じない人もいれば、異常なほど気にしてしまう人も確かにいる。今回ある事件を起こした10代の容疑者は「信じる派」で、呪いをかけられたと思い込んだ末に「どうにかしなくては…」と本気で焦り、取り返しがつかぬ行動に出てしまった。
■呪いを信じた男
米国・フロリダ州で暮らす19歳の男(Najay Marcellos Jackson)が、20代とされるある男性に殺意をいだいた。
それは男が「あの男に呪いをかけられた」と信じ込んだためで、「これはブードゥー教の呪いに違いない」と思い込んだ男は現地時間1月29日にスマホから男性宛にメッセージを送信。
「お前は今日死ぬんだぜ」などと脅迫したうえで「出てこい」と呼び出し、男性も「了解」と返信したうえで男に会った。
■響き渡った銃声
自転車に飛び乗った男は、約束した場所に行き男性の姿を見つけると手をふって合図。それに男性が気づくなりふたりは集合住宅の裏に行き、その直後に銃声が何度か鳴り響いた。
男は発砲直後に自転車に飛び乗り、その場から逃走。それに驚いた人物がすみやかに警察に通報したことから警官隊が現場に急行したが、被害者は頭部を撃たれすでに息絶えていた。