肉屋がコロッケを売るのはなぜ? チコちゃんが語った意外な秘密とは
『チコちゃんに叱られる』で肉屋でコロッケが売られる理由を解説。意外なエピソードが隠されていた。
31日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜお肉屋さんでコロッケを売っている?」が話題となっている。学校帰りの帰宅途中、お肉屋さんで50円くらいのコロッケを買い食いしたなんて記憶のある人もいるのではないだろうか。
そんなとき、どうして肉がメインではないコロッケが肉屋にあるのか疑問に思った人もいるはずだ。
■洋食のコックさんの転職が原因
「洋食のコックさんがお肉屋さんに転職したから」とテーマに対して回答したチコちゃん。とあるコックが洋食レストランから肉屋になったことの名残が影響しているようだ。
およそ100年前、洋食レストランで出されるクリームコロッケは高級で庶民には手が届かないごちそうだった。そんなクリームコロッケではなく、安く作れて美味しいじゃがいものコロッケ開発しようとしたコックがいた。
2年という時間をかけ、ついにひき肉とじゃがいもでコロッケの開発に成功。しかし、そのコロッケが完成したころに、働いていた洋食レストランが関東大震災により潰れてしまい、路頭に迷ったという。
しかし、そのコックは諦めなかった。レストランではなくお肉屋として働き始めた。コツコツ働いた末、独立することに。
■お肉屋さんを開業
本当は洋食レストランを作りたかったが、備品の調達等といった多額の資金を工面することができなかった。そこで、小さな肉屋を開くことにしたという。
独立した肉屋では、開発したコロッケやオムレツ、頼まれればカレーを作っていた。お肉屋さんがコロッケやオムレツを作ってはいけないと誰が決めたものではないという心意気で、レストランのような展開をした結果、店は盛況となったようだ。
開発したコロッケは安くて美味しいと評判になり、日本中に広まった。そんな理由から、お肉屋さんでコロッケを売る不思議な国になったと紹介し、テーマを締めた。
■諦めない心意気がすごい
レストランが被災によって潰れてしまい、一時は路頭に迷ってしまったコックだったが肉屋として働き貯金、その後独立したというエピソードに「諦めないのがすごいわ。尊敬」「この心意気によって肉屋のコロッケができたんだな…」「コロッケだけでなくオムレツ、カレーも作ってたのか…」といったコメントが多くみられた。
お肉屋さんの店員ですら「わからない」と言わせたコロッケを売る理由には意外な秘密が隠されていた。諦めない精神のおかげでじゃがいもコロッケがあると思うと、感謝してもしきれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)