ネズミにコウモリ… 新型コロナウイルス騒動で中国のゲテもの食い写真が続々流出
どんなにゲテもの食いと言われようと、彼らは「滋養強壮や薬用効果がある」と言って譲らない。
新型コロナウイルスの流行が世界を震撼させているこのタイミングで、なんとも恐ろしい彼らの食文化を捉えた写真や動画がSNSに多々流出している模様だ。
■SNSにあふれ出した仰天写真
人から人の感染が確認され、春節(連休)の大移動で世界的な流行が案じられている新型コロナウイルス。
今月9日に死亡した初の感染者が好んで通っていた湖北省武漢市の海鮮市場に注目が集まり、そこで食用の犬、ネコ、シカ、キツネなどが生きたまま販売されているという事実は世界を震撼させた。
そんなタイミングで今、ネズミ、コウモリや哺乳動物の排泄物を食べる中国の人々の写真や動画が相次いでSNSに投稿され、波紋を広げている。
■「吐き気が」と海外の人々
翼・尻尾・体色・形もそのままに、スープ皿や大皿に乗せられて提供される小動物たち。コウモリはしっかり熱調理されたうえで提供されているようだが、生きているネズミの赤ちゃんは客がスープに浸けることで殺される。
それを滋養強壮、珍味などと言いながら頬張る男女の様子は世界の大手メディアにも取り上げられ、「吐き気がする。じつに不快」「とても直視できない」「なぜこんなモノを食べられるのか」といったコメントが英語圏の人々から殺到している様子だ。
■「咳止め効果」と信じる人々
動物の糞を「眼疾患に効果があると聞いた」と言って食べることにも驚くが、特に注目を集めているのは、中国の人々が「咳に効く。呼吸器疾患に効果を発揮するらしい」と言ってコウモリを食べることだ。
重症急性呼吸器症候群(SARS)やエボラ出血熱でもコウモリが自然宿主(細菌やウイルスなどと共生して病を発症しない)だと考えられているように、新型コロナウイルスに関してもコウモリはヘビと並んで感染源として強く疑われているためだ。
もちろん武漢市だけではない。中国では広東省ほか複数の土地で見られる独自の珍しい食文化からは、致死的な新型ウイルスのアウトブレイクが今後も延々と続く可能性がある。
当局が徹底的に介入し、危険な小動物の売買を禁じるべきではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)