近づく結婚が嫌になった新郎がわざと窃盗事件 「捕まってホッとした」
すっかり惚れられていた高スペックの男。嫌われるためにはその方法しかなかったという。
交際していた彼女との結婚が決まった。彼女はとても嬉しそうで、両家の親も「良縁だ」と喜んでいる。たった一人浮かない顔をしているのは自分だけ…。そんな状況で男は思わぬ行動に出た。
■小さなスピーカーを盗んだ男
このほど中国・上海市で、華山路(ホアシャンル)にあるダンススタジオに1人の若い男が現れ、小さなスピーカーを盗むとその場を去っていった。
その後チェンという男が御用となったが、逮捕に何ら抵抗することもなく地元警察署への連行はとてもスムーズだったという。
■男はやっと本音を口に…
警察は男が最初に語った「それがほしかったから」という犯行動機を怪しんだ。ダンススタジオに複数の防犯カメラが設置されていることは一目瞭然で、スピーカーが誰にも容易に手に入る低価格のものだったからだ。
しつこく問い詰められた男はそこでやっと白状。「最近結婚することが決まりイヤでたまらなかった。彼女と彼女の家族から逃れるには僕が犯罪者になるしかない、世間体や社会的地位に傷がつけば嫌われるだろうと思った」などと話したという。
■決断に悔いはなし
高スペックの婚約者の男がつまらない窃盗事件を犯して警察のお世話になる。あまりにも情けないその事実に相手の女性は激怒し、結局2人は破談となった。
一方で男は「この事件を理由に人から後ろ指をさされるようになることと、今ひとつ愛を実感できない相手と結婚することと、どちらが不幸な人生になるのかよく考えた挙句の決断だった」と話しており、何ら悔いはない様子だ。
■結婚は人生の墓場なのか
「人生の墓場」と言われることがある結婚。しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査したところ、全体の19.1%が「結婚は人生の墓場だと思う」と回答した。
また、10代・20代男性にはかなりその割合が高いこともわかる。
プロポーズが成功したらそこから先は怒涛の忙しさだ。挙式後は独身時代には想像しなかった各種のお付き合いが親類間で始まり、子育てもある。だからこそ、ずっと一緒に居たいと心から感じられる相手と出会い、結婚することが大事なのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1,789名