少女に性的暴行しても「その子と結婚すれば釈放」 驚きの法案が再燃する国

「赤ちゃんを産まない女に価値はない」など過激な発言が話題になるこの国の男たち。

2020/01/25 17:40

■野党は再び猛反発

国民の抗議デモはもちろんだが、議会においては野党の猛反発が「壁」となることが予想される。

首都アンカラで女性約500人を集めて開催された野党「国民民主主義党」の第3回女性大会でも「徹底的に闘う」との強い意志が示された。児童に対する性的暴行や性的虐待を防止するどころか拍車をかけるような法案など、決して成立させてはならないとしている。


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■前大統領も少女を妻に

トルコの民法による婚姻年齢は18歳以上だが、それ未満、あるいは児童婚は形式的に実在し、2018年の報告では過去10年で48万人余りの18歳未満の少女が結婚したとわかっている。

特筆すべきはトルコのアブドゥラー・ギュル前大統領(69)が30歳のときに15歳の少女を妻に迎えており、トルコではエリートたちにその傾向がある。

一方で家庭内暴力も多発。「夫(パートナー)から身体的・性的暴力を受けている」と被害を訴える女性は4割近くにも上ると報じられている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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