秦由加子、蜷川実花撮影の写真に驚愕 「パラアスリートかわからないのでは」
『Go Journal ISSE 04 発刊記念アスリートトークイベント』にトライアスロンの秦由加子選手が登場した。
2020/01/23 16:30
トライアスロンの秦由加子選手が23日、『Go Journal ISSE 04 発刊記念アスリートトークイベント』に登場した。
『渋谷スクランブルスクエア』内には、秦選手と車いすバスケットボールの鳥海連志選手の特大写真が展示されている。いずれも同紙に掲載されているもので、写真家・蜷川実花が撮影したものだ。
■芸術的な出来上がりにうっとり
撮ってもらった写真を見て、秦選手は美術的な仕上がりに驚いたという。
「もはやパラアスリートかわからないくらい、顔だけの仕上がりにびっくり。駅とかにも掲示してもらっているけど、見た人はこの人はなにをしているのかと思うのでは。でもそれこそがこの企画の目的の一つでもあると思う」。
鳥海選手も「撮影時と出来上がりのギャップがあって、かっこよかった」とうっとりした様子。
■パラアスリートへの見方が変わってほしい
秦選手は続けて、「写真がきれいだと思うと見方も変わるのでは」と、パラアスリートへの見方が変わることを期待する。
「写真を見てきれいだなと思って、この人はどんな人なんだろうと興味を持ってもらうのが一番。パラの人がトレーニングしているのが日常になっていないのが現状で、練習していると『パラリンピックに出るんですか』と聞かれることもよくある。でもすぐ出られるわけではないし…。きれいだなと、美しいな、といった視点から見れば見方も変わるのでは」。
■オフには講演会
秦選手は、シーズン中はプレーに集中しつつも、オフになると学校などに出向き、生徒に自身の体験談を講演で話している。
「自分が出られるのは、支えてくれたたくさんの人のおかげだと思い、恩返しがしたいと思い(講演を開いている)」と感謝の言葉を口にしていた。イベントでは、実際に講演をおこなった学校の生徒から、話を聞けたことへの感謝を述べたサプライズムービーが流れ、「嬉しい」と涙する場面もあった。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)