ゴミ屋敷で男性が孤独死 遺体搬出まで5時間を要す事態に
プロの清掃業者らがマスクをつけ男性宅に入り、ゴミを必死に処理し遺体にたどりついた。
英国・バーミンガムで暮らしていた男性(63)の孤独死が各メディアで報じられている。「外で見かける様子はいたって普通だった」と言われているが、彼の私生活は人々の想像とはかけ離れたものだったと話題になっている。
数十年かけて自宅にゴミをため込んでいたとされる男性の最期に当局も大きな衝撃を受け、遺体搬出にも大変な苦労を要した。
■姿を見せなくなった男性
いきなり姿を見せなくなったと、同じ地域で暮らす親切な人々が孤独死した男性を心配し通報した。「最近あの人の姿を見かけないのです」「様子を見に行ってくれませんか」と警察に伝えられた。
彼らの通報を受け男性宅に向かった警官隊は、男性が呼びかけに応じないことから自宅内への突入を決意。一刻を争う事態である可能性も考え、ドアを蹴破って男性宅に足を踏み入れた。
■自宅内の惨状
しかし警官らの目に飛び込んだのは、男性の姿ではなくなんと驚くほどため込まれ腐ったゴミの山だった。そんな中どうにか男性の安否を確認しようと2階を目指した警官隊は、ゴミの山に埋もれている男性の遺体を見て愕然。
そのまま男性をゴミの中から引き出そうと努力はしたものの、二階の状態は一階よりもさらにひどく、積みあげられたゴミの中を移動することはあまりにも危険だった。