92歳女性を性的暴行致死 逮捕された21歳の男が抱える心の闇
おばあちゃん子として育ちながら、なぜそのような事件を起こしたのか。
■見えてきた心の「闇」
だが次第に男が心に抱えている「闇」が見えてきた。昨年11月、父親の体に割れたマグカップを突き刺して逮捕された。父親が仕事をせずアルコール依存症と暴力癖があるからだと主張したという。
母親の存在が薄い「おばあちゃん子」として育った息子は、成長とともに家庭を嫌い友人宅を転々。長きにわたる親子関係の悪さゆえ、このたびの事件にも父親は息子の擁護には無関心だ。
■犯人には自殺願望も
男が機能不全家庭で育った「アダルトチルドレン」である可能性が否定できないなか、彼に強い自殺願望があり、腕にリストカットの痕が複数あることも判明した。若いにもかかわらず希望や夢を何ひとつ抱いていないという。
彼の人格や精神の状態に関してはこれから専門家が詳しい分析を行うことになる。残忍な性的暴行致死事件の動機は、少しずつでも見えてくるのだろうか。裁判の行方に大きな注目が集まりそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)