16歳の少年が恋人を殺害 「妊娠をなかなか教えてもらえず…」
恋人が妊娠したものの、「中絶は無理」と聞かされ殺害した少年。1月7日、少年に懲役65年の実刑判決が言い渡された。
■身柄を確保された少年
逮捕された少年は、心臓を深く刺した理由について「その臓器を狙って刺せばすぐに死ぬと思ったから」と告白。遺体には複数の刺し傷があった。
さらに殺害の動機については「妊娠につきなかなか教えてもらえませんでした」「彼女は、中絶が無理な状態になるまで何もしなかったんです」と話し、「だから自分で行動に出て殺すしかありませんでした」とも付け加えている。
■65年の実刑判決
彼女のみならず、お腹で大きく育っていた赤ちゃんの命をも無残に奪った少年。年齢はまだ10代と若いものの事件の悪質さが考慮され「大人と同じように裁かれるべき」との決断が下される。
1月7日、懲役65年の実刑判決が言い渡され、うち55年は恋人を殺害したために言い渡された刑期で、残る10年についてはお腹の子を殺害したために加えられたとされる。
10代で赤ちゃんを出産しても、家族の助けや養子縁組に頼る若いカップルもいる。殺す必要はなかったにもかかわらず、少年が選んだ方法はあまりにも短絡的で残酷だった。事件が発生して1年、ようやく判決が下されたが、悲しみはあまりにも大きい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)