イランが「ドバイを攻撃する」と警告 ドバイ在住者3人に現地の様子を聞いてみた
イランがこれ以上攻撃した場合ドバイやイスラエルへの攻撃を示唆。現地の人はどう感じている?
■現地の人は不安を感じている?
Iran is warning that if there is retaliation for the two waves of attacks they launched their 3rd wave will destroy Dubai and Haifa.#iran #Soleimani #war
— Ali Arouzi (@aliarouzi) January 8, 2020
これは3日に米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことへの報復措置。もしこの攻撃に米軍が報復した場合、ドバイやイスラエルを攻撃すると警告したことをNBCニュース・テヘラン局長兼特派員のAl Arouzi氏がツイートしている。
今回名指しで警告されたドバイは多くの観光客が世界中から集まる国で、外国人居住者も非常に多い。現地の状況はいったいどのようになっているのか、ドバイ在住者3人に話を聞くことができた。
■ドバイ人とパキスタン人に話を聞くと
まず話を聞いたドバイ人のAlhosanyさんによると「ぜんぜん大丈夫。気にし過ぎでしょ…」と、まったく気にしていない様子。2人目のパキスタン人タクシー運転手・タリックさんも「大丈夫ですよ。何も変わってません」と、余裕を見せていた。
■ドバイ航空会社に勤める男性から不安の声
だが、3人目のドバイにある航空会社に勤める男性は
「えっ、マジですか? ヤバいですねそれは…攻撃されたらドバイは終わりますし、そうなったら第3次世界大戦が始まること間違いなしなので、怖いです。
とくに会社から何か通達が現状来ているワケではないので問題ないと思いますが、ニュースをこまめにチェックしたいと思います」
と、不安を感じていた。テヘラン発のウクライナ航空の旅客機が離陸直後に墜落したことも、彼が心配になっている要素の1つらしい。
■外務省の海外安全情報は更新されず
その後イランのザリフ外相はアメリカがこれ以上攻撃しない限り更なる報復はしない発言をしたが、同時にいかなる武力攻撃に対しても自衛すると発表している。
外務省の海外安全情報でもドバイが属するアラブ首長国連邦への危険情報は18時現在出ておらず、スポット情報も5日以降更新されていないが、ドバイへ旅行や出張をする人は、動向を細かく見ておいたほうがいいだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)