電子タバコがバックパック内で爆発 女性が背中に大やけど
もしもこれが胸のポケットに入っていたら…。電子タバコの爆発はじつに怖い。
電子タバコによる死傷事故の話題が海外では後を絶たない。改造行為、純正品以外のバッテリーやケーブルの使用などが指摘されているが、爆発がいつどこで起きるかわからないことも大きな問題だ。
■買い物中に起きた爆発事故
米国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡のユカイパという町で先月31日午後6時ごろ、ドラッグストア「Rita Aid」で買い物をしていた女性のバックパックのなかで電子タバコ「VAPE(ベイプ)」がいきなり爆発した。
女性は体表面積の20パーセントとなる左の背中の広範囲に1度および2度の火傷を負い、現在も治療が続いている。
■黒焦げの写真も公開
ドラッグストアの従業員たちがバックパックや衣類からあがった炎を消そうとしたが、「驚くことにまるで消えなかった」と話している。電子タバコの爆発で初期消火の困難さが報じられたことは、今回が初めてではない。
このたびの事故に関し、当局は黒焦げのVAPE本体、穴が開いたバックパック、焦げて破れた衣類、黒焦げになってめくれた女性の皮膚などすべてを写真で公開。電子タバコの愛好家を身震いさせている。
■海外では死者も
海外では新ブランドの商品が次々とお目見えし、検査や補償などの面で信頼できないものも多いと言われている。そんな中、ネバダ州では昨年6月に17歳の少年が吸っていた電子タバコが爆発し、顎の骨と歯が砕け散った。
顔で爆発すれば目・鼻・口・耳・骨などに重傷を負い、ポケットで爆発すれば男性器に甚大なダメージをくらう。これも電子タバコの怖さであろう。テキサス州では爆発した電子タバコの破片が頸動脈を直撃し、男性が死亡していた。
■電子タバコ派ならOK?
非喫煙者は電子タバコに対しては寛容なのだろうか。しらべぇ編集部が全国10〜60代男女1,844名を対象に意識調査を行ったところ、全体の41.8%が「電子タバコも臭くて嫌」と回答している。
禁煙はとても難しいことだ。早くからタバコがもたらす健康被害の知識を学び、「喫煙とは無縁の人生を送る」と意識しておくことが一番なのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代男女1,844名