サファテ、外国人初の偉業は? ケガからの復活、ライバルの存在
福岡ソフトバンクホークスのサファテは後16セーブで外国人投手初の名球会入り。そこには険しい道が…
2020/01/03 07:45
福岡ソフトバンクホークスのデニス・サファテ投手。あと16セーブで名球会入り達成となる。外国人初の通算200セーブを達成した右腕だが、暗雲が立ち込める。
■自由契約を2度も経験
MLBチームを渡り歩き、日本にやったきたのは11年だった。広島東洋カープに入団し、当初からクローザーとして起用。外国人投手球団最多記録を更新し、1年目から35セーブを記録した。
しかし2年目は9セーブ。自由契約となり埼玉西武ライオンズに移籍したが、13年シーズンも数字が残せず2度目の自由契約を経験する。そして、その年のオフにホークスへ移籍。ここから快進撃が始まった。
■福岡での飛躍
14年は前年から打って変わって37セーブ。2年目には41セーブで最多セーブのタイトルを獲得。17年シーズンにはシーズン最多記録となる54セーブを記録した。
3年連続で最多セーブを記録、名球会まで21セーブとしたが、18年に異変が起きた。開幕から6試合登板したのみで検査のために帰国。そのまま手術を受けて復帰しなかった。
■20年は勝負の年
19年シーズンも棒に振ったと言っても良い。残り16セーブと過去の実績をみればすぐにでも達成しそうな気もする。ただ戦線に復帰すれば良い話ではない。今のホークスには森唯斗という守護神がいる。
彼からクローザーの座を奪う必要がある。森の不調などでチャンスが回る可能性があるが、すぐにチャンスが来るとも限らない。契約は21年まで残っているが、そろそろ戦力にならなければ惜しいところで日本を去ったクローザーで終わってしまう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)