「白血病の息子のために」 点滴液にとんでもない物を混入した母親に実刑判決
「すべては息子のためでした」という母親。だが息子は母親の行動ゆえに、ひどい体調不良に苦しんだ。
大病を患い大事な治療を受けていた息子の点滴液に、注射器をつかってこっそりある物を混入していた母親。そのせいで息子の体調はますます悪化したというが、母親の釈明はあまりにもお粗末なものだった。
■少年の体調が悪化
米インディアナ州で暮らすある少年(15)が白血病を患い、2016年にインディアナポリスにある小児病院にて化学療法を受けた。
この少年には母親(44)が寄り添い励ましていたが、少年は熱、嘔吐、下痢といった症状に苦しみ始め、血液感染もたびたび確認されるようになったという。
■血液検査で判明した事実
その頃から、少年の体調は著しく悪化。「このまま化学療法を続けると少年が死に至る可能性がある」と医療チームが判断したことから、治療を2ヶ月も中断することになったという。
そこで原因を突き止めるべく少年の血液を調べたところ、なんと人間の糞便に含まれる菌が検出されたとのこと。
ありえない結果が出たことに医療スタッフは驚くと同時に、「ひょっとしたら何者かが故意に点滴液に何かを混入しているのかもしれない」という疑いを抱くようになったという。