『スッキリ』60代女性救った高2男子の再現VTRに疑問 「やりすぎじゃ…」
『スッキリ』60代女性の命を救った高校生男子に称賛の声が寄せられている一方で、報道の仕方に疑問の声も…。
非常時に適切な行動がとれるかは年齢に関わらず、どれだけ平常心を保てるかがカギとなってくる。そのため、ときには少年少女たちが大人顔負けのファインプレーを見せてくれることも珍しくない。
■お手柄高校生
23日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、60代女性を救助した岡山県倉敷市の男子高校生・藤沢匠人くんと四木大貴くんの対応に注目。現場に赴き、当時の状況を語ってもらった。
部活を終えて2人が帰宅していると、用水路に落ちた状態の女性が目に入ったという。女性は身動きがとれないため水から何とか顔を出し、ギリギリで呼吸ができる体勢を保っていた。
一瞬の遅れが命とりになるという極限の状態で、2人の男子高校生は息の合った連携プレーを発揮。
■適切な対応に…
藤沢くんは「おれ助けるわ」と相棒に告げ、1メートル40センチ下にある用水路へ迷うことなく飛び込んでいく。「大丈夫ですか?」「痛いところありますか?」など呼びかけ、女性の意識があるか確認を行なった。
その間、四木くんは携帯電話を使って警察と消防署に連絡。しかし現地の住所が分からなかったため、女性を藤沢くんに任せて即座に近隣の民家へと住所を確認しに向かった。
その後、女性は無事に救助され、2人の高校生は18日に岡山市から善行賞を贈られている。
■称賛の声が上がる一方で…
迅速かつ適切な処置で見事人命を救助した男子高校生たち。視聴者からは「今時の若者も捨てたもんじゃないっていうニュースで嬉しくなる」「落ち着いて行動できて、すごい立派だと思う」といった称賛の声が多数上がっている。
一方で、番組で使用された「本人出演のVTR」に疑問を持つ人も少なくない。藤沢くん本人が用水路へ飛び込んだシーンに対し、ネット上では「この寒い時期にわざわざもう一度用水路に入らせる意味ある?」「本人が乗り気だったのかもしれないけど、少しやりすぎじゃ…」といったコメントが上がっていた。
■咄嗟の人助け
今回の男子高校生のように、困っている人々のために協力できる人はどれくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,348名を対象に調査したところ、全体の61.0%が「困っている人を見たら手助けできる」と回答したことが判明している。
VTRの内容については賛否が分かれたが、男子高校生の勇気ある行動は十分に評価されてしかるべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1348名 (有効回答数)