70年間連れ添ったおしどり夫婦は最期も一緒 夫の20分後に妻も逝く

手に手を重ね、安心した表情で2人は天国に旅立った。

2019/12/22 09:20

高齢者
(Ridofranz/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

とても仲の良い夫婦だと、還暦を過ぎた頃から真剣な顔で「君が死んだら僕もすぐに後を追う」「あなたが死んだら私はもう生きていけない」と言うことがあるという。その思いがあまりにも強すぎると…?


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■夫の臨終が告げられた途端に…

米国ミシガン州のジャクソン市で1949年に結婚したレス&フリーダ・オースティンさん夫妻。結婚70年のおしどり夫婦の口癖は、「死ぬときも2人一緒がいい」だった。

そんな願望の中、闘病生活の末期にあった2人は、ホスピスで暮らしていた12月6日に驚くような奇跡を起こした。

レスさんがいよいよ天に召されるとわかり、夫の隣に横たわってじっと手を握り続けたフリーダさん。レスさんの臨終が告げられた途端に彼女のバイタルサインも低下し、なんと20分後に息を引き取った。

レスさんが手を差し伸べながら「天国への階段を一緒に昇ろう」と呼んだとしか思えない死だったという。

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■愛する家族に見守られ…

今年11月、ともに90歳で結婚70周年を祝った2人は、人生をあれこれ回顧しながら「時には大きな喧嘩もしたが、自分たちは本当に幸せだった」としみじみと語っていた。

遺族はメディアの取材に「両親を同時に亡くすほど悲しいことはありません。でも仲睦まじかったあの2人の場合、1人だけ残されるほうが悲劇かもしれません。2人の子供、4人の孫と8人のひ孫に看取られながら仲良く天に召されていったのは、今考えると本当に幸せなことだったと思います」と語っている。

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■共通の趣味は旅

ミシガン州警察に勤務し、食べることが大好きだったレスさんと、ドライクリーニング会社のマネージャーとして働く傍ら、料理とパン作りが大好きだったフリーダさん。レスさんは妻が焼くクッキーを何よりも愛した。

共通の趣味は、キャンピングカーに乗ってミシガン州内外の灯台めぐりをすること。旅先で土地名や灯台の絵が入ったTシャツやスウェットシャツを買い集めることが大好きだったという。


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■夫や妻に満足している人々

しらべぇ編集部が全国20〜60代の既婚男女748名に「生まれ変わっても現在の配偶者と結婚したいか」を尋ねたところ、46.3%が「はい」と回答。ほぼ2人に1人が自分の結婚相手に満足していることがわかった。

結婚

愛あふれる仲の良い夫婦なら「死がふたりを分かつまで」では辛すぎる。できることなら「死ぬときも2人一緒がいい」という願いを叶えたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日 
対象:全国20代~60代の結婚をしている男女748名(有効回答数)

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