『スッキリ』加藤浩次、パワハラと指導の違いを主張 「まさにそれ」
『スッキリ』加藤浩次がパワハラに対する苦言を呈し、視聴者からは賛同する声が多数上がっている。
かつては「指導」と捉えられていたものが、現在では「パワハラ」に当たるケースは決して少なくない。20日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、MCの加藤浩次が両者の違いを分析し、視聴者から共感の声が相次いでいる。
■医療の現場でも…
『スッキリ』が注目したのは、プロレスラーのジャガー横田を妻に持つ医師・木下博勝氏に、勤務先でのパワハラ疑惑がかけられているという話題。
被害を受けたという男性は車のトランクを閉めた際に、木下氏から「鼓膜破れたらお前、金払えんのか?」「医者の給料、なんぼだと思ってるんだよ? お前、払えると思ってんのか慰謝料」といった言葉を浴びせられたという。
■木下氏の反論
訴えられた内容に対して木下氏は「トランクを閉じる音を注意したことはあったように思う」と認めた上で、相手の男性は医師を乗せて車を運転する立場にあるため「もし事故にでもあって医師が休むことになった場合、大変なことになる」ことを伝えたかったとし、パワハラではないと否定している。
慰謝料というワードを用いたのは、「金銭で例えると分かりやすい」と考えた上での行動だという。
■人に注意する上で重要となるのは…
木下氏の発言をめぐり、スタジオ内では様々な意見が飛び交った。すると加藤は「相手が間違ったことしてるんなら、注意したり怒ったりすることは悪いことじゃないと思う」と持論を展開。
「ただ、怒られる側の自尊心を傷つけるような怒りかたっていうのは違うと思う」「怒るならやった事象に対して怒るべき」と続け、パワハラと指導の違いについても言及している。
今回のケースでは、「慰謝料払えんのか」というフレーズが「明らかにおれより金銭的に(立場が)低いだろ」という含みを持って聞こえるのが気になるようだ。
■賛同の声が続出
加藤の意見に対し、ネット上では「まさにそれ。自尊心を傷つける言葉がさらなるパワハラに繋がると思う」「注意したり怒ることが悪いんじゃなく、相手の心を踏みにじるのがいけないんだよね」など共感を寄せるコメントが多数上がっていた。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)