「女性を殺して脳みそを食べた」 狂気のカニバリズム殺人で21歳男を逮捕
人の体を執拗に切り刻む猟奇殺人。その狂気と冷血非道さに身震いせずにはいられない。
■身元不明女性の首なし遺体
フィリピン・ミンダナオ島の北ミンダナオ地方で驚きの猟奇殺人事件が起きた。今月5日、ミサミス・オリエンタル州のタリサヤンという村で惨殺された女性の遺体が発見されたのだ。
女性は両手を縛られ上半身には衣類を着けておらず、頭部が切り取られていた。タリサヤン警察が現在、女性の身元の確認作業を急いでいる。
■21歳男が犯行を認める
警察はその後、目撃情報を元に遺体発見現場から約4キロ南に位置するカシボールという村でロイド・バグトンという21歳の男の身柄を拘束した。
バグトンの自宅からは大量の血痕や肉片が付着した布が発見され、警察は斬首後の女性の頭部を持ち帰ったものと判断。取り調べに対しバグトンは素直に犯行を認め、殺人罪で起訴された。
■空腹で脳みそを食べることに
タリサヤン警察のマリベス・ラモガ署長によれば、バグトンは取り調べに対し「女性は墓地の近くで見つけた。金属製の鈍器で頭を殴って殺し、草刈り用のノコギリ鎌で斬首。脳みそを調理してご飯にのせて食べた」などと供述。頭蓋骨は自宅の近くに捨てたとしている。
殺害の動機については「英語を使われて理解できずカッとなった」などと話しているバグトンだが、まだ不明な点が多い。彼をよく知る人々から「精神疾患があるとずっと疑っていた」という声があがっており、精神鑑定のための詳しい検査が必要だという。
■過去にもさまざまな事件
カニバリズム(人肉嗜食)による猟奇殺人は男女にかかわらず、どの世代でも起きている。2014年にはフランス北部のロンウィという町で、71歳の女が80歳の夫を殺して心臓、鼻、睾丸などを鍋に入れて調理。
2017年にはインド・パンジャーブ州のルディヤーナー市で、当時16歳の少年が遠い親戚にあたる9歳の少年を殺してその肉と血を食べ、心臓を自分の小学校の近くに遺棄。「殺人事件番組が好きで人の血液や肉に興味があった」と供述して話題になった。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)