1日3食である理由をチコちゃんが紹介 明かりの普及で一変した生活習慣
『チコちゃんに叱られる』で1日3食の理由を解説。江戸時代中期にその秘密が隠されていた
13日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「1日3食なのはなぜ?」に注目が集まっている。1日3食なのは「身体にいいから」と思われがちだが、じつはそうではなかった。意外な理由をチコちゃんが教えてくれた。
■「明かりがついたから」
チコちゃんの気になる回答は「明かりがついたから」という。一見食事とは関係なさそうな回答は、どのような結びつきがあるのだろうか。江戸時代以前の食事は朝食と夕食で2食であることが基本だったという。江戸時代の中期頃に生活を一変させることが起きた。
庶民の間に菜種油が普及し始めたことだ。現在は食用として使う菜種油だが、古くから照明用として用いられていた。しかし、非常に高価であったため庶民は照明を使うことができなかったという。
江戸時代中期頃、大量に生産する方法が見つかったことで、庶民でも菜種油を安価で入手できるようになった。それが影響し、夜も活動できるようになった。
照明のおかげで活動時間が伸びた結果、2食では足りなくなったため、朝と夕の間に昼食を挟むことが一般化したと解説。
■疑問符を浮かべる視聴者
最初に提示されたチコちゃんの「明かりがついたから」という回答に「明かりがつくとご飯食べたくなるの?」「どんな因果関係が?」と疑問の声が相次いだ。
しかし、解説を聞いていくうちに「生活が一気に変わったのか」「興味深い話だなぁ」と納得するコメントもみられるように。
■「食事は残さず食べるべき」7割も
1日3回食べるようになり、食べ物も豊富な現代日本。しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,653名を対象に、「食事について」の調査を実施。
結果は約7割の人が、食事を残さず食べるべきと考えているようだ。「親からそういった教育を受けた」「食材に失礼」という理由が多く日本では食べ物を大切にする文化が根付いていることがわかる。
照明のおかげでガラッと変わった江戸時代の生活週間。こういった文化の発達で生活が激変した例は、食事以外にもたくさんあるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代~60代の男女1,653名(有効回答数)