2歳男児が地下鉄ホームから転落死 「悔やまれる一瞬」母親はなぜ手を放したのか
その事故は、母親がしっかりと自分の息子の手をつないでいれば起きなかったのだろう。
2歳にもなると男の子は好奇心と冒険心が何にも勝ってしまう。電車など乗り物が特に好きだ。だからこそ親は、駅のホームでは絶対に目と手を放してはならない。
■一目散に走る男の子
米国ニューヨーク市ロウアー・マンハッタンで11日、地下鉄4路線の複合駅となる「フルトン・ストリート駅」の2番線ホームに入ってきた北方面行き列車が、2歳の男の子をはねて死亡させた。
連れていたのは20歳の母親で最初は手をつないでいたが、ホームに向かう階段を下りた途端に男の子は一人で走り出し、ホームから転落したという。
■スニーカーの紐が…
ホームと電車の間にはさまれ意識不明となった男の子は、搬送先のニューヨーク―プレスビティリアン・ロウアー・マンハッタン病院で死亡が確認された。
ニューヨーク市警察のその後の調べで、母親は「自分のスニーカーの紐が緩んでいることに気付き、それを直そうと手を放した一瞬の出来事でした」などと話しているという。