「同性愛は不適切!」 小学生を相手に持論を展開した教員が解雇される

様々な愛の形があるものの、それらを容認できず差別する人も決して少なくないようだ。

教師
(Sushiman/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

同性間の恋愛も「そう珍しいことでもない」と言われるようになってきたが、中には「同性愛はどうしても許しがたい」「悪しきもの」という価値観にとらわれている人もいる。

このほどある小学校でひとりの教員が同性愛につき「正しくない」と発言。児童が拒否感をあらわにしてもなお持論を展開し意見を押し付けようとした結果、仕事を失ったと伝えられた。


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■同性愛カップルの息子

米ユタ州の小学校で、ある臨時教員が担当する5年生児童たちに向かい「間もなく感謝祭ですね」「みんなは何に感謝していますか」と問いかけた。

その際、ある児童は「僕にはパパがふたりできました」「パパたちが僕を養子にしてくれたことに感謝しています」と答えたが、これを聞き「同性婚カップルがこの児童の保護者である」と気付いた教員は憤慨。とんでもない主張で子供たちを驚かせた。

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■教員の暴走

この教員の言い分は「同性愛は正しくない愛のかたち」というもので、同性愛の両親と暮らす子供を含む多くの児童を前に、10分ものあいだ「そんなのは間違えた愛のかたちなのです」「実に嘆かわしい」などと持論を展開した。

ヒートアップしわめきちらす教員の様子をみて「ただごとではない」と感じた児童三名が「先生、もうやめて」と懇願するも聞き入れてもらえず、この児童らはしかたなく校長室に走り、校長先生に事情を説明するしかなかったとのこと。

全てを知られたこの教員は、その後に解雇されたという。

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