電車内の迷惑行為を注意した女性、周囲の言葉に「やるせない…」
人が多い空間ではトラブルが起こりやすく、ときには理不尽な言葉がかけられることも…。
大勢の人が利用する公共機関では、何かとトラブルも発生しやすいもの。『Yahoo! 知恵袋』では、満員電車内のトラブルで心ない言葉を受けた女性のエピソードが注目を集めている。
■車内で遭遇したのは…
投稿主は目の前に座っていた男性から「足が当たった」と悪態をつかれ、足を蹴られ続けたという。理不尽な攻撃を我慢する女性だが、スネを蹴られた際は堪忍袋の尾が切れて怒りの声をぶつけたようだ。
一度自分の顔を確認してから横柄な態度をとりだした点にも腹を立てており、「私が若い女で弱そうだから蹴ったり押したりしてきたんだと思います」と当時の様子を回想している。
■周囲からの反応
「誰かがガツンと言わないと、今後は似たような女性の被害者が増える」と感じた投稿主は、あえて大声でまくし立てたそう。すると男性の隣に座っていた年配の女性から「あなた女の子なんだから、そんな言いかたはないでしょう…」「当たっただけじゃないの」と注意を受けてしまった。
理不尽な暴力に対抗しているにも関わらず「女性らしくない言葉遣い」を咎められた投稿主は、「『私が悪いの?』って虚しくなりました」「本当にやるせなかった」と自身の気持ちを綴っている。
■固定観念に疑問の声
同トピックには同情の声だけでなく「弱い男ほど、女に対して当たってくるんだよね」「言葉遣い云々の下りに、昔の女性観が感じられるわ」など女性の立場に関するコメントも寄せられており、投稿主がと同じ違和感を抱いた人が多いようだ。
■自分の意見は言える?
迷惑行為に対して自分の意見をはっきりと申し立てるのは、勇気ある行動と言えるだろう。しらベぇ編集部では、全国10〜60代の男女1,732名を対象として「自分の意見」に関する調査を実施。
調査の結果、「相手が誰であろうと自分の意見をはっきりと言う」と回答した人は全体の31.2%と判明した。尻込みしてしまう人のほうが多いようだ。
昨今は「ジェンダーフリー」が唱えられているように、男女の言葉遣いに関する観念も変化していくかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)