張本勲氏、新人王のヤクルト・村上にダメ出し 「打率は話にならない」
ヤクルト・村上宗隆選手の新人王について、張本勲氏がコメント
1日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が2019年のセントラル・リーグ新人王に輝いた東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手に期待を込めた「ダメ出し」をしたことが話題だ。
■村上宗隆選手について評論
スワローズの村上宗隆選手が打率2割3分1厘、36本塁打、打点96でセリーグ新人王を獲得したことについて質問された張本勲氏は、「ホームラン36本打ってるからね」と評価。しかし「打率はもう話にならない、低い。ダメだよ、これから勉強しなきゃ」とダメ出しをする。
関口宏から「何がいけませんか?」と聞かれると、「荒い。ステップが広い。力はあるけどね、今球が飛ぶからぶつければ行くけどね、30、40は出ますよ長距離バッターはね。やっぱり確実なヒットも塁打も打てるようになってもらいたい。逸材ではありますから」とコメントした。
村上選手の力を認めながらも「打率が低い」「荒い」とし、さらなる改善を求めた張本氏。自身も新人王を獲得し、3,085本安打、504本塁打の記録を残しているレジェンドの目には、現在の村上選手も「まだまだこれから」と映っているようだった。
■視聴者の評価は賛否両論
張本氏の村上宗隆選手評に視聴者からは「確かに打率は低すぎると思う」「あの粗さではこの先心配。張本氏にコーチしてもらいたい」「確率の低い打者は話にならない」という賛同の声が上がる。
一方で「粗さが魅力。変にいじると打撃フォームを崩す」「打率が低くて何が悪いのか。ホームランを打てればいいじゃないか」「チャンスで打てれば問題ない」「素直に選手を褒めてほしい」という批判も上がった。
■野球理論は一定評価の張本氏
賛否両論の村上評だが、日本プロ野球で3,000本以上ヒットを放ち、かつ504本塁打しているのは張本勲氏だけ。高い実績を持つ人物だけに、野球理論については一定の説得力を持っているとの声が多い。
しらべぇ編集部が全国10代~60代の張本勲氏を知っている人1,185名に実施した調査でも、4割は野球理論に「納得している」と答えている。今回の発言も賛同者がいる以上、「的外れ」とはいえないだろう。
高卒2年目では史上最多となる36本塁打、96打点を達成し、新人王を獲得した村上宗隆選手。指摘された打率を向上させ、張本勲氏を見返してもらいたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の張本勲氏を知っている人1,185名(有効回答数)