日本初のサンタは「三太九郎」 チコちゃんの解説が意外すぎた
『チコちゃんに叱られる』でクリスマスプレゼントを靴下に入れる理由を紹介。サンタのモデルとなった人物にその秘密があった。
29日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?」が話題となっている。
クリスマス・イブの夜、枕元に靴下を用意するのは定番の行動だが、それにどんな意味があるか知っているだろうか?チコちゃんがわかりやすく紹介してくれた。
■「干してある靴下に金貨が入ったから」
気になるチコちゃんの回答は「金貨が干してある靴下に入ったから」という。1つのエピソードが広がり、現在に至るようだ。
元々、サンタクロースは聖・ニコラウスという人物がモデルとなっている。ニコラウスは、今から1700前に小アジアでキリスト教の司教をしていた。サンタクロースという名称も、オランダのシントゥ・ニコラース(Sinterklaas)が変化したもの。
キリスト教の教えを説いた優しい人物として知られていたニコラウス。彼の済んでいた地域に、貧しい生活を送る家族がいたという。その父親は、娘3人に嫁入り道具を用意してあげることができず、悩んだ父親は娘を人買いに売ろうとしたようだ。
このことを聞いたニコラウスは、心を痛め「何とかせねば」と感じたという。彼は、家の窓に近づき、こっそりと金貨を投げ入れた。その金貨は、暖炉の前で乾かしていた靴下に入り込んだという。
翌朝、金貨を見つけた家族は大喜び。長女は無事嫁入りすることとなった。このエピソードを元にサンタクロースが靴下にプレゼントを入れるようになったと解説した。
■日本最初のサンタは三太九郎
日本の文献に残る最古のサンタクロースは、明治33年のものであるという。そこに書かれていた名は「北国の親爺 三太九郎」だったようだ。さらに、挿絵はトナカイでなくロバを連れた姿で、クリスマスプレゼントは白い袋ではなくカゴに入っていた。
その後、時代を追うごとに徐々に現在のサンタクロースの姿になり、大正3年にはクリスマスプレゼントを靴下に入れる姿を描かれるようになっていった。
■エピソードに納得
チコちゃんの「金貨が干してある靴下に入ったから」という回答を聞いた直後は「どういう意味なんだ?」と疑問符を浮かべる視聴者が多かったが、説明を聞いた後は「エピソードがあったのか」「そんなお話があったのか」といった納得の声が多かった。
また、サンタクロースの元となった聖・ニコラウスに対し「ニコラウス優しすぎる」「ニコラウスのおかげでプレゼント文化があるのかありがとう」といったコメントも。これからクリスマスという季節、こういった豆知識を披露する機会もあるのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)