腎臓移植待機者リストに同姓同名の患者が… 混同した病院が驚きのミス
手術室に運ぶべき患者を間違えてしまった医療チーム。1日も早く新たな腎臓が必要だった患者の運命は…?
■再び行われた手術
早く移植手術が必要だった患者にマッチする腎臓の手配は思いのほか早くでき、24日にはこの患者にも腎臓を移植することができたという。
予定より数日遅れての手術にはなったものの術後の体調に問題はないといい、誤って腎臓を先に移植された男性もこの患者も、順調に回復中だと報じられた。
■病院側の釈明
このミスにつき、病院側はすみやかに声明を発表。「当院で移植手術を行うようになり40年以上が経ちますが、このような失敗は初めてです」としたうえで、「より注意してさえいれば避けられたことです」と完全に非を認めた。
また「このようなことが二度と起こらないよう、関係するスタッフ全てに対する教育を徹底しました」「今後はさらなる対策を講じ再発防止に努めます」とも付け加えている。
たまたまふたりの患者が同じ臓器を必要としていたから良かったものの、これが違う臓器だったら「すみません」ではすまされない。間違えて移植手術を受けた男性にもマッチする腎臓だったこと、また早急に移植が必要だった患者も救われたという点は、まさにラッキーだった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)