男子生徒と教室でみだらな行為 30代女教師が逮捕されるも警察は…
この手の話題が非常に多いアメリカ。倫理観が希薄な教師が多いのだろうか。
高校や中学に通う男子生徒にとって、若くて綺麗な女性教師が「まったく気にならない」と言えばウソかもしれない。だが在学中の交際や肉体関係だけは御法度だ。
■30代女教師と男子生徒が…
高校で男子生徒と女の教師の極秘の交際が発覚した。肉体関係もあるという事実に警察が介入したが、州の法律との兼ね合いで複雑な展開を見せ、話題になっている。
「事件」の舞台となったのは、米国テキサス州ウィリアムソン郡の公立ラウンドロック高校（Round Rock High School）。ここで家政学を教えてきたランディ・シャヴリアという36歳の女の教師が、男子生徒1名と男女の仲になっていた。
■教室でオーラルセックス
親密な関係になってからの2人は、携帯電話で「次はいつどこで会おうか」と密会の約束を取り決めながら、誰にも気づかれずに性的欲求を満たしてきた。そうしたメッセージは警察もすでに確認している。
2人は情熱的な感情や性欲を学校においても発散し、それを知った何者かが校長に密告。シャヴリア自身も、教室で少年に対し2回オーラルセックスを行っていたことを認めたという。
■性的同意年齢の問題
警察はシャヴリアを逮捕したが、なんと州の法律がその捜査の妨げに。少年はテキサス州が合法と定めている「性的同意年齢」の17歳に達しており、すべての行為が両者合意のもとで行われていたからだ。
そのため警察はこの件を「教師と生徒の不適切な関係」という表現にとどめ、未成年者性的虐待の容疑でシャヴリアを起訴することを断念した。
だがラウンドロック高校では「教師としてのモラルに欠ける」として保護者側が猛反発。マット・グロフ校長はシャヴリアの解雇を決め、教育委員会が教員免許の剥奪を検討している。
■最優秀教師の評価も台無し
家庭経済学を大変わかりやすく指導することで高い評価を得ていたシャヴリアは、2018年には地元学区の中・高等学校のなかから最も優秀な教師に贈られる『2019年度ティーチャー・オブ・ザ・イヤー』にも輝いていた。
教育に対する情熱は自分が生まれ育った家庭環境のおかげだとして、授賞式では両親への敬意と感謝を表したシャヴリア。だが皮肉にも、このたびの件に関する学校や教育委員会からの通知書などは、その両親が暮らす家に次々と届けられているという。
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（文／しらべぇ編集部・浅野 ナオミ）
