『スター・ウォーズ』まさかの大失態 ホテルに置き忘れた最新作の台本が流出
どんなにセキュリティーを高めても、それは役者たちに広く配られてしまう。
日本でも来月20日の公開が予定されている、映画『スター・ウォーズ』シリーズの完結編となるエピソード9の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題/Star Wars:The Rise Of Skywalker)』。この作品の撮影中、ある役者が大失態を演じてしまった模様だ。
■期待の完結編があわや台無しに
『ミッション・インポッシブル』『スター・トレック』、そして『スター・ウォーズ』など、いくつものシリーズ作品を爆発的にヒットさせてきたハリウッドの凄腕プロデューサー、J・J・エイブラムス氏(53)。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のメガホンをとったエイブラムス監督が、このほど米国の朝の人気情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演し、興行収入を左右する可能性もある深刻なアクシデントが起きていたことを明らかにした。
■キャストの1名が…
作品の公開まで、何がなんでも隠し通さなければならない台本の内容。紛失や盗難の被害にあわないよう、それを渡された役者の側も責任重大だ。
「ネタバレだけは避けたいため、台本はコピーができない用紙を使用し、最小限の印刷数にとどめ、大変注意深く管理されていた」と話すエイブラムス監督。
だがキャストの1名(名前などは明らかにされず)が、あろうことか自分の分をホテルの部屋に置き忘れるという大失態を犯したそうだ。
■監視の目を光らせたスタジオ
おそらく清掃担当者がそれを見つけ、持ち去っていたのだろう。やがてそれは、あろうことかネット・オークションサイトのeBay に持ち込まれた。
だが盗難品や作品の海賊版がオークションに出品されることは多々あり、配給の「ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ」のスタッフは、複数のオークションを徹底監視。その甲斐あって、問題の台本は競売品として公開される前に無事奪還できたという。
■誰がそんな失態を…
台本が他人の手にあった時期は、たくさんの人がそれを覗き込んだはずだ。いつそれが大金と引き換えに有名ゴシップ・メディアに持ち込まれて暴露されてしまうか、「ずっとハラハラしていた」というエイブラムス監督。
だが『スター・ウォーズ』はハリウッド作品のなかでも別格の存在感を誇り、公開を待ちわびる世界のファンの夢を壊してはならない。メディア側にも正義感が働いた可能性はありそうだ。
ちなみに誰がそんな失態を犯したのかについては、ゾリ・ブリス役の女優ケリー・ラッセルという意見が密かに上がっている。
・合わせて読みたい→幼稚園児が選ぶ『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』好き・嫌いなキャラTOP3
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)