印鑑文化は守るべきだと思う? 世間のリアルな答えは…

「もういいのでは」との声がある印鑑文化。やっぱり必要?

2019/11/23 10:00

■性年代別に見ると意識に差

「印鑑の文化を守るべき」と答えた人を性年代別に見ると傾向が出た。最も多かったのは60代女性で、48.6%。また、30代女性も43.0%と高め。しかし40代女性は29.0%と低い割合となっており、同性で意見が分かれている。

一方男性は総じて廃止論者が多く、印鑑を使う機会が少ない10代が最も高い。社会人になると様々な場面で捺印を要求されるだけに、「もういいのでは」と思うのかも。


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■廃止論者の意見は?

「印鑑を廃止してほしい」と話すのは、20代男性のMさんだ。

「これだけデジタル化が進んでいるのに、最後は書類に署名捺印ってかなり面倒だし、古い。とくに『銀行印』の制度は意味がわからないです。


以前キャッシュカードをなくし再発行してもらおうと銀行に行ったら、本人確認資料の免許証を持っているのに、銀行印を持っていないだけで対応してもらえなかった。そのほかにも割印や実印など、意味のわからない制度ばかり。いい加減、止めましょうよ」


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■「守るべき」との声も

一方「守るべき」と主張するのは60代女性のAさん。

「日本古来の文化ですから、守ってもらいたい。やっぱり書類の承認には、署名捺印が入っていないとおかしい。印鑑を押すことで、お互いに信頼関係を作るような感覚になるわけですし。


なんでもかんでもデジタルにしてしまうのはどうかと思います」


賛否両論の印鑑文化。現代の日本では「そろそろ止めてもいいのでは」と考えている人が多いようだ。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年10月28日~2019年10月30日
対象:全国10代~60代の男女1,733名 (有効回答数)

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