「怖くて被害を明かせなかった」 強姦魔の子を産んだ10代少女
憎い男の子供を妊娠し、若くして母親になった少女がいる。子供時代を無残にも奪われた少女の思いは複雑だ。
性的な虐待行為を受けても、「恥ずかしい」という思いゆえに通報さえためらう人が多い。ある少女は強姦されたことを秘密にして1人で耐えていたというが、妊娠していることを知り愕然。
少女の家族は大変なショックを受けながらもそばに寄り添っているが、今も怒りはおさまらず「なぜこんなことをしたのか犯人に聞きたい」と悔しさをにじませている。
■少女の妊娠発覚
英国キングストン・アポン・ハルで暮らす少女が、あるとき病院に行き定期検査を受けた。そこで様々な検査を行った医師は、少女が妊娠していると気付き仰天。細かい検査をした結果わかったことは、少女がすでに妊娠23週ということだった。
その後に「お腹の赤ちゃんをどうする気か」と関係者らに迫られた少女は、出産を決意。赤ちゃんが生まれるのを待ち「ある検査」を受け、強姦魔が誰かを証明した。
■決め手となったDNA鑑定
少女は、妊娠発覚後に「短い間ではあるものの37歳の男に性的に虐待されていた」と告白。だがこの男は5日にわたる裁判で罪を問われるも「少女の主張は嘘だ」と否定した。
DNA鑑定の結果「あなたが父親であることは間違いない」と言われてもなお「おかしい」「DNAサンプルに手を加えられた」などと語った男だがその主張は認められず、男には懲役12年の実刑判決が言い渡された。