林真須美死刑囚の長男、両親逮捕後に待っていた「凄絶暴力」の日々

「和歌山毒物カレー事件」林眞須美死刑囚の長男が、事件後の壮絶な人生を告白。「加害者家族」について議論された

Wの悲喜劇
©AbemaTV

17日放送の『Wの悲喜劇』(AbemaTV)に、98年7月に発生した「和歌山毒物カレー事件」にて、最高裁で死刑が確定した林真須美死刑囚の長男が出演。

事件後の壮絶な人生について語り、「加害者家族」への考え方や支援について議論された。


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■朝起きたら両親が逮捕され…

事件当時10歳だった林氏は、当時の記憶は今も鮮明に残っているという。林死刑囚が逮捕されたのは、98年10月2日の早朝。両親逮捕時に林氏はまだ布団で眠っており、家に来た女性警察官から「児童相談所に行くので、荷物を1~2週間分まとめるように」と指示されたという。

その後、林氏を含めた4人姉弟は児童相談所で生活することになるのだが、「そこの子たちもニュースを見ていたので、犯罪者の家族だったら何しても、何言ってもいいと…生まれてはじめて悪意のこもった暴力を経験した」と語る。

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■保護されるはずが…児相での凄絶暴力

児相の子供たちの中でも「犯罪者の子供」としてヒエラルキーの底辺に位置していた林氏は、殴る蹴るの暴力を受け、「ポイズン(毒物)」というあだ名を付けられてしまったそう。

また、土足禁止の場所に間違えて上がってしまっただけで、職員からも「カエルの子はカエル」などと言われる始末。ときには、首を絞められて失神し、道路に倒れて頭を縫う大ケガをしたことも。

林氏いわく、いじめによる暴力で「鼻も2回折れていて、前歯もさし歯」に。「いじめられてるって、お姉ちゃんたちには言えなかったですね」と、当時を振り返った。

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