時代劇の「時代」は何を指す? チコちゃんの解説に納得の声

『チコちゃんに叱られる』で時代劇の言葉の成り立ちについて解説。時代には意外な意味が込められていた。

2019/11/16 06:30

チコちゃん

15日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「時代劇の時代ってなに?」が話題となっている。テレビでも人気コンテンツの一つである「時代劇」。過去の偉人や出来事の話をするものだが、「時代」とは何を指すのだろうか。


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■「新しい時代を切り開くという意味の『時代』」

チコちゃんのテーマに対する回答は「新しい時代を切り開くという意味の『時代』」という。この回答からするに、時代劇という言葉がうまれた時期が関係しているようだ。

時代劇というと古くさいと感じる人は多いが、本当は正反対の意味で、新しい表現という意味を持っている。日本ではじめて映画撮影を行ったのは、1899年。初期の映画は舞台演劇を撮影したものだった。

映画は歌舞伎や講談等の物語を撮影する「旧劇映画」と海外作品や現代劇や人気文学作品の「新劇映画」2つのジャンルに分かれていた。

新劇映画は、カメラワークやカット割といった映画ならではの技術が進歩していった。一方で旧劇映画の撮影手法は進歩せず、時代遅れと言われてしまうように。

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■舞台撮影からの脱却

そんな中で、古い手法から脱却しようとする監督と脚本家が現れた。その監督は、新劇を作っていた監督で、旧劇の様々な慣例を打ち破った撮影をした。

撮影だけでなくキャスティングにもこだわったという。旧劇は、歌舞伎の流れを汲んでいるため、女役も男が努めていた。そんな常識も覆し新劇で活躍する女性役者を起用した。

新しくできたジャンルを「新時代劇」と名付けた。最初は賛否両論だったが、次々と新時代劇が作られ、いつしか新が省かれ、時代劇と呼ばれるようになった。


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■「時代ってそういう意味」

時代劇という言葉が生まれた時と今で違う意味を持っているという解説に「時代ってそういう意味だったんだ」「そういう流れが…」と納得する投稿が多くみられた。

時が経ち意味合いが変化してしまった日本語は多い。言葉の成り立ちと現在の意味の違う言葉を紹介してほしい。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

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