被害は8歳から… 15歳ホームレス少女が出産し小児性愛者に88年の禁錮刑

まだ心も体も幼いのに、こんな屈辱、痛み、そして苦悩を味わうことなどあってよいものか…

2019/11/10 06:00

悲しい少女
(Rachaphak/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ホームレスと化した一家で余し者にされた少女は、じつはある男が「愛人」と呼ぶお気に入りだった。一つの町でいったい何が起きていたのか、そこに踏み込んだ警察も児童保護当局も唖然としたという。


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■次から次へと幼い女の子を…

米国ノースカロライナ州フォーサイス郡のウィンストン・セーラムという町で、長年にわたり小児を対象とした性犯罪や虐待を続けていた夫婦が断罪され、その身柄が刑務所へと送られた。

成人女性と結婚するも、じつは小児性愛者だったブランドン・アーヴィング・ヘルムズという男。複数の幼い少女を相手にみだらな行為を繰り返していたことが判明しているが、1人の少女は妊娠すらさせられていた。

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■15歳で極秘に出産

その1人とは、ブランドンが特に気に入って養育するかのように見せかけ、自宅に連れ込んでいた親のいない幼い女の子。誘拐の被害を届け出る者すらいなかった。その子が8歳になるとブランドンは性的虐待を始め、13歳からは性的暴行が始まったという。

やがて少女はお腹にブランドンの子を宿し、15歳で出産。すべてを極秘にしたいブランドンと妻のマーシー・リン・ヘルムズは、少女を産科医に一度も診せず、2日にわたる激しい陣痛にも耐えさせ自宅で出産させていた。

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■少女に「ご主人様と呼べ」

少女を「幼い愛人」などと呼び、少女には自分を「ロード(Lord/ご主人様)」と呼ばせていたブランドンだが、少女は17歳になると自分の身に起きていることを当局に相談した。

一連の性犯罪が明らかになると、夫ブランドンの行為をすべて黙認し、自らも少女への虐待を続けていた妻のマーシーも逮捕となった。

ブランドンにあてがわれた小さく不潔な廃屋に赤ちゃんと暮らしていた少女も、その後は児童養護施設で保護されている。


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■判事に礼を言った少女

フォーサイス郡上級裁判所のデヴィッド・ホール判事はこのほど、現在34歳のブランドンに事実上の終身刑に相当する最低88年の禁錮刑を言い渡し、現在39歳の妻のマーシーにも最低18年の服役を命令。さらに30年にわたり性犯罪者として登録することを義務付けた。

閉廷と同時に「ありがとうございます」と判事に礼を述べた少女。地元メディアはその体つきや表情について、「判事も驚くほど幼くあどけないものだった」と報じている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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