末期がんの夫の願いを叶えたい 自殺ほう助を求められ従った妻の苦難
「安楽死が許される国に行きたい」と切望した夫。そこで心中を決意した妻だが、彼女の運命は過酷だった。
■家族が公開した写真
その夫妻の子供たちが、夫妻が病室で並んで眠る姿をとらえた写真を公開。
「これは父が亡くなる20分前のものです」と公表し、「苦しむ家族の姿を見なくてはならない者の思いを分かってほしいのです」「父は苦痛から解き放たれたいと望んでいました」「父が苦しむ姿を見ることは、母にとって耐えがたい事だったのです」とも声明に書き加えた。
■遺族の願い
夫妻の子供たちは安楽死を法的に認めてほしいと強く願い、両親の写真を公表する決断を下したとのこと。
またとてもつらく苦しい日々を送った夫につき、妻は「動物にだって、あんな苦しみかたはさせないでしょう」とコメント。夫への愛は大きく、裁判の後には「夫と一緒にいたかった」と肩を落とし話題になった。安楽死を認めるべきか否か。この問題はあまりにも重く深刻だ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)