『とくダネ』小倉智昭、西尾市長の育休巡る意見に賛否 「考えが古い…」
条件つきの育休を取得して注目を集めている中村健市長。『とくダネ!』にて事情が明かされると…。
ここ日本では「育休」といえば女性が取得するイメージが強かったが、近年では男性が育休をとるケースも決して少なくない。7日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)にて、小倉智昭が育休に対する持論を述べ、ネット上で波紋が起こっているようだ。
■市長の育休取得
同日の放送では、11月から2ヶ月間の育休を取得する愛知県・西尾市の中村健市長にクローズアップ。中村市長は育休中、18時以降の公務を控えるという。
「18時以降」という条件が気になった人も多いようで、ネット上には「定時上がりと何が違うの?」「それを育休と呼ぶのは違う気がする」といった疑問の声が少なからず上がっている。
■小倉の反対意見
ある程度の業務予定は見通しが立つものの、仕事をする上で突発的なトラブルが付き物。番組内では育休中も18時以降の「来客」や「出張」などの対応はすべきかというテーマに、多くの出演者が「緊急を要するもの以外は必要なし」と寛容な姿勢を見せた。
しかし小倉は「市長は市民のためを考えなければいけない」「もし育休をとるんだったら、立候補するときから宣言しておくべき」といった意見を発し、「全て市長が出席すべき」と主張している。
■視聴者からの反応も真っ二つ
小倉の意見に対してネット上では、「考えかたが昭和的で古すぎるわ…」「トップが育休とれば部下も休みがとりやすくなると思うのに」といった否定的な声が見られた。
しかし一方で「育休以外の方法で子育てに参加したほうが、職場にも負担がかからない」など、小倉の意見に同調した人もいる様子。
■育休に対する価値観
育休は「働きかた改革」の大切な要素としても注目を集めている。しらべぇ編集部では全国20〜60代の現在働いている男女779名を対象に、育休に関する調査を実施。
調査の結果、「産休・育休は積極的に取得していくべきだと思う」と回答した人は全体の66.1%と判明している。6割以上の人が育休取得に前向きなようだ。
物事の考えかたは時代と共に変化するもの。今後の日本では、育休に対する考えかたはどのように変わっていくのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20〜60代の現在働いている男女779名に調査(有効回答数)