中学校教諭が5年以上も無免許運転 教委「早急に処分します」
札幌市内の中学校に務める教諭が、無免許運転をしていたことが発覚した。
2019/11/07 08:20
■資質を十分に見極める
市教委の教職員課は、取材に対して、
「重大事案であり、教諭から事実関係の詳細な聞き取りを行い、早急に処分を行います。全ての保護者に対して、この報告は行いました。研修は何度も行っていますが、繰り返し教諭には不祥事防止に関して指導します。
採用に関しても、本人の資質を十分に見極める試験を行っていきます」
と述べた。
■札幌市の教育長のコメント
また、札幌市の長谷川雅英教育長は、
「子供たちの規範意識を育むべき立場にあり、法令遵守が当然に求められる学校職員が、酒気帯び運転、無免許運転といった重大な違法行為を行ったことは、大変遺憾であり重く受け止めております。
生徒の皆様、保護者の方々、そして市民の皆様の教育行政に対する信頼を著しく損なったことに対しましては、心から深くお詫び申し上げます。本件につきましては、速やかに事実関係を把握のうえ、厳正に対処してまいります」
とコメントした。
警察庁によると、2017年の無免許運転取締り件数は、2万620件。無免許で事故を起こした場合、重い処罰が科せられる。また、無免許運転である事故の加害者が被ったケガの治療費や自動車の修理代は、自動車保険では補償されない一方、無免許運転の被害者のケガや損害は賠償は必須だ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)