女子中学生が妊娠中の姉を殺害 「子宮から赤ちゃんを引っ掻き出した」
子育てに忙しい身重の姉をじっと見つめる妹。その瞳の奥にあるのは「怨念」だった。
■陰で指示を与えていた女
ポルト・ヴェーリョ警察署長はこの事件に関し、未成年者2名の氏名は公表しないとしたうえで記者会見を開いた。
ファビアナさんと7歳の息子の命を奪い、彼女の子宮から赤ちゃんを引っ張り出したことを13歳の妹が全面的に認めているといい、赤ちゃんを自宅に連れ去った15歳の少年とともに、先週逮捕されたカティア・ラベロという女の指示で動いていたことも明かされる。
ラベロは「交際相手が赤ちゃんをほしがるが妊娠せず、奪うことを考えた」などと話したという。少年宅から保護された赤ちゃんは女の子で体重は1.8キロ弱。現在はポルト・ヴェーリョの病院で観察が続けられている。
■「姉夫婦への復讐」と妹
ラベロから報酬を受け取るとはいえ、血を分けた姉に対し妹はなぜそこまで冷血非道になれたのか。警察署長はそこで妹が義理の兄、つまり姉の夫から性的虐待を受けていた可能性があることについて言及した。
妹は供述のなかで「いくら姉にそのことを訴えても話を信用せず、むしろ意地悪されるようになった。被害者の私が惨めな立場になり、姉夫婦に復讐してやりたかった」などと話したという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)