元木大介ヘッドコーチが正式に誕生 数年前なら考えられない状況に衝撃走る
元木大介が来季から巨人のヘッドコーチに事実上の昇格。タレントからついにナンバー2までたどり着いた。
2019/10/29 19:20
■川上哲治も務めた「ナンバー2」
タレントメインの活動だったが、カル・リプケン12歳以下(U12)世界少年野球大会の日本代表監督も務めて地道に野球へ貢献。
その甲斐もあってか、19年シーズンに原辰徳監督から直々の命を受けて一軍内野守備兼打撃コーチに就任。攻撃時は三塁ベースコーチを担当するなどリーグ優勝に貢献した。
コーチ就任だけでも彼の経歴からすれば珍しい話だった。そしてヘッドコーチに就任となれば、ポストの重要性を知る人からすれば驚くのも無理はない。
巨人の歴代ヘッドコーチ陣を見ると、V9を達成した川上哲治さん、そして現監督の原も長嶋茂雄監督時代に務めている。ほかにも須藤豊やトロイカ体制の牧野茂などレジェンド級の指導者が名を連ねている。
■クセ者監督誕生への布石?
このポストから監督に昇格する可能性もあり、一部では元木が「監督になる日も近い」との声も。チームのナンバー2といえるポジション。現役時代は長嶋監督から「クセ者」と評されるなど野球センスと頭脳は人一倍あった。
また、U12日本代表監督は星野仙一さんからの誘いだったそうで、引退直後には当時中日ドラゴンズ監督だった落合博満からも声がけがあったという。
原監督の補佐役として来季は作戦面や助言などで活躍が期待される。成績次第では名参謀、そして誰も予想していなかった監督への道が開かれるかもしれない。タレントからコーチへの信じられない転身を果たした男なら、誰も通らなかった道もスルリと抜けてしまうだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)