塾講師ユーチューバー、外大ロケで外国語軽視発言? 内容を確認すると…
以前、法政大ロケ動画で炎上したwakatteTV。東京外大でのロケが物議を醸していたので、内容を確認すると…
2019/10/28 13:30
■「需要ないです」発言までの流れは
すると学生たちはウルドゥー語、ヒンディー語、ベンガル語など名をあげ、ウルドゥー語がパキスタンの言語だと聞いた高田ふーみん氏が「確かにそれは需要ないです」と述べる。
つまり、やり取りをまとめると、日本国内の現時点でマイナーな言語は外大でも不人気になる傾向があり、偏差値が低いとそこに落ち着くことになる……という内容だ。
高田氏の「需要ないです」発言はたしかに語弊を招きかねない言い方だったかもしれないが、それまでの経緯を見ていくと、パキスタンという国に興味を持つ人は他の国に比べると現実として少ないということを表現したとも受け取れ、明確な悪意があったとは少なくともこの動画だけでは判断できないといえる。
■過去には「法政大第一志望0人説」が炎上
ちなみに、当該チャンネルは、過去にも「法政大学の入学式、第一志望の新入生0人説を検証」なる企画の動画をアップし、ネット上で物議を醸したことがある。
入学式に訪れた生徒にインタビューし、彼らが慶應義塾大学落ちであることを知ると「かわいそうに」と発言するなど、晴れの場に相応しくない内容は人気ユーチューバーのえらいてんちょう氏や、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏などからも批判を受けていた。
このことも、今回のボヤ騒ぎに影響を与えたと考えられるだろう。
■ネットでは良く見かける炎上
「炎上」という言葉が定着して久しいが、実際に炎上を経験したことがある人はどれくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,365名を対象に調査を実施した。
調査の結果、「炎上した経験がある」と回答した人は全体の4.4%と判明。ネット上に目を向けると日々炎上騒動が起こっているように思えるが、実際に経験した人は1割にも満たないようだ。
一度炎上してしまうと、少なからずその後のイメージに影響を与えるもの。しかし、大学内部に潜入し、学生たちの生の声を聞くというのは、今後受験を迎える高校生たちにとっては意義のある内容だろう。
今後は今まで以上に言葉のチョイスに注意しつつ、意義のある動画を出してほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)