「婚約者の夢を叶えたい」 闘病の末に亡くなった恋人の死装束は花嫁衣裳

長い闘病の末に旅立った女性を、婚約者は立派に見送った。

■女性の死

それでも一時は状態が良くなり、男性は女性と式を挙げるべく準備を再開。にもかかわらずその後の検査で分かったことは「複数の臓器にがんが転移している」というもので、克服どころかすでに末期と宣告されたという。

女性はその後ほどなくして衰弱し男性が誰なのかも分からなくなり、お別れを言う間もなく10月6日には昏睡状態に。女性が意識を取り戻すことはなく、14日に死亡した。

大変なショックを受けた男性は遺体から離れることができず、女性が死亡を宣告されたあと、1週間ものあいだ遺体により添った。


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■花嫁姿で旅立った女性

その女性の葬儀がとり行われ、斎場には多くの親族や関係者が集結。立派なスーツ姿の男性、そして棺に横たわるウェディングドレス姿の女性に驚いた。

多くの人たちが涙を流し見守るなか、男性は女性の遺体に向かって「君の願いを叶えてあげたかった」「この衣装を着せることで僕の願いも叶ったよ」と話したという。

棺に横たわる女性を寂しそうに見つめる男性、棺におさまりきらぬほど立派なドレスを着た女性の姿を現地メディアも大きく伝え、多くの人が女性の死を悼んでいる。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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