泥酔男が飛行機の非常用ドアを… 激怒の乗客数名がトンデモ行動に

「空の旅はお酒をタップリ飲んで眠ってしまうに限る」という人も多いが…。

2019/10/20 18:40

飛行機非常口
(Artfoliophoto/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

旅客機におけるアクシデントに、乗客のなかに不心得者がいたため不本意ながら緊急着陸という、何とも許しがたいものがある。これもその1例ではないだろうか。


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■南国への旅を楽しみに出発

そのアクシデントは、ロシアの航空会社であるノードウィンド航空(Nordwind Airlines)の、モスクワからタイのプーケットに向けて飛行中だったあるフライトで起きた。

その旅客機にはロシアのテレビ局で活躍する女性リポーター、エレナ・デミドヴァさんがたまたま搭乗。彼女はそこで起きていることを写真とともにリアルに報告してくれたが、「とにかく全員無事でよかった」とつぶやくありさまだ。

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■グルグル巻きにされた泥酔男

離陸後しばらくすると、デミドヴァさんの近くに座っていた泥酔状態の男の乗客が客室乗務員に絡むようになり、嫌がらせを続けた挙句、注意されると怒って非常用ドアを無理やり開けようとした。

ここでついに周囲の乗客の怒りが爆発。ひとりが「食品用ラップを」と言い、客室乗務員がそれを渡すと大人7人がかりでその男につかみかかり、ラップでグルグル巻きにすると座席に縛り付けたという。

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■酔っ払いばかりでウンザリ

機長の判断により同機はウズベキスタン・タシケントの空港に緊急着陸となり、男の身柄は空港警察へと引き渡された。

予定より4時間もの遅れが生じていたそのフライト。しかし再び離陸するとまた別のトラブルが発生した。同機にはほかにも泥酔男が2名乗っており、周囲との悶着やトイレでの喫煙により、いずれもプーケット到着と同時にタイ警察の職員に取り押さえられたという。


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■空の旅で飲みすぎは危険

このノードウィンド航空は機内でアルコールを提供しておらず、問題の乗客たちはいずれも空港内のバーなどで飲んでいた。飛行中の機内は気圧が低く酸素濃度が薄いため、末梢血管が拡張してアルコールの回りが早く、かつアルコール分解速度が遅いといわれている。

そのためアルコールが提供されるフライトでも、何度もおかわりして注意を受けたり断られたりするのは当然のことだという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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