夫を「旦那」と呼ぶ理由は仏教と関係アリ? 言葉の由来に納得の声
『チコちゃんに叱られる』で夫を旦那と呼ぶ理由を紹介。チコちゃんの解説に納得の声
18日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマ「なぜ夫のことを『旦那』と呼ぶ?」に注目が集まっている。旦那という言葉があるからただ使っていると思う人も多いだろうが、じつは旦那という言葉には秘密があった。
■「物やお金をくれる人だから」
テーマに対し、チコちゃんは「物やお金をくれる人だから」という。夫が家族の大黒柱といわれお金を稼いでいることが影響しているようだ。
「旦那」という言葉の語源は、古代インドで使用されていたサンスクリッド語で、施す・与えるといった意味を持つ「ダーナ」だと紹介。
古代インドの僧侶は、生活全てを修行に捧げるというしきたりがあった。僧侶たちは、出家をしていない一般の人から衣服や食べ物を分け与えてもらうことで、生活を成り立たせていた。
■中国に伝わる間に…
ダーナ(施し)は自分たちに変わって厳しい修行をしてくれるお坊さんへの気持ちだったという。これは、見返りを求めずに与える施しに込められた仏教の精神であると説明した。
仏教が中国や日本に伝わるとダーナは檀那(旦那)という漢字が当てられた。さらに「施すこと」自体を指していたダーナという言葉だったが、旦那となったときには「お布施をする人」という意味に変わっていたという。