「妻が血だまりで死んでいます!」 悲劇の夫を演じた男に終身刑
勃起不全をバカにしすぐにキレる妻に、嫌気がさして殺害か。
■命乞いした女性
その後に男の様子を確認した当局は、男の靴下に血がついていることに気付き調査を開始。血の状態などから犯行現場に男がいたことは間違いないと断定し逮捕に至り、男もついに「我を失い殺してしまった」と認めるに至った。
嘘をつきまくった男に対し、裁判官は「ものすごい嘘つきだ」と痛烈に批判。「奥さんの両手に防御創ができていた」「命乞いしたはずだ」とも責め、「妻に嫌気がさして殺害したのだろう」とも話している。
■犯行動機
この殺人で男には終身刑が言い渡され、20年は仮釈放も認めないとの判決が下された。ちなみに女性は感情の浮き沈みが激しく自閉症スペクトラム障害と診断されていたほか、重病を患い精神状態も良くなかったという。
また男は勃起不全ゆえに「役立たず!」などと見下されていたほか、殺害直前には女性との間にもうけ大事に育てた娘(18)を「豚」と罵られ激昂してしまったと主張していた。
それでも血まみれの服を燃やし犯行に用いたバールを入念に洗ってあった男に対し、裁判官は「靴下だけは替えるのを忘れたね」と冷ややかだったとのこと。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)