8歳少年が314キロのイタチザメを釣る 「始めたのは1歳半だよ」
釣り同好会に所属する父親と一緒の海釣り、少年にとってそれは最高の楽しみだという。
釣りの世界でまれに飛び出すことがある、「子供の釣り竿にとんだ大物が」という話題。またしてもそんな一例が報じられ、釣りファンを沸かせている。
■小学生が大きなサメを釣る
オーストラリアの東部沿岸から船で沖に出ていた小学生の男の子が、692ポンド(約314キログラム)のイタチザメを釣り上げて話題になっている。
少年の父親はニューサウスウェールズ州バレーンイアーの釣り同好会に所属しており、少年はその海釣りにたびたび同行。毎度メンバーたちから様々なことを学んできたという。
■まさに「格闘」だった
男の子はまだ8歳のジェイデン・ミロウロ君。この少年がイタチザメを釣り上げたのは、オーストラリア・シドニーから150キロメートルほど南に位置するブラウンズ・マウンテンの沖合だった。
イタチザメは少年にとってはあまりにも重く、大きく、命がけの「格闘」となった。それに気づいた父親を含む3人の男たちが駆けつけ、力を貸して引き上げてくれたという。
■1歳半で海釣りデビュー
父親のジョノサン・ミロウロさんや、彼の釣り仲間とともに『9NEWS』の取材に応じたジェイデン君はこう語った。
「1歳半からパパに連れられて、皆と一緒に海釣りをするようになったんだ」
「使用していたのは大物釣り用のフックと15キログラム用のラインだよ」
ジョノサンさんはそんな息子について、「必死に足を踏ん張って耐えていましたね」と誇らしげに語っている。
■イタチザメ釣りの成功例
世界中の温帯・熱帯海域に生息するイタチザメはサメの中でも大型で、成長するとメスがオスよりやや大きくなる。体重は400 キロ前後だが、600キロを超え、全長9メートル超という巨大な個体もいると報告されている。
「三大人食いザメ」の一種でもあり、個人がイタチザメを釣り上げるケースは稀有。1997年4月、イアン・ヒッセイさんという男性が687ポンド(約312キログラム)のイタチザメを釣り上げたが、ジェイデン君の記録が久しぶりにそれを塗り替えるであろうという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)