男性器を失った男性 脳死ドナーからの移植手術成功で心境に変化
機能もずいぶん回復し、「最高に良い決断をしたと思う」と胸中を吐露した男性。
■精巣は移植せず
この手術で男性器を得た男性だが、精巣は移植してもらわなかったとのこと。
ドナーの精子が関わる部分のため「倫理的な問題が発生する可能性を考慮した末の決断だった」というが、男性は今後も子供は作れないため「子供がいる家庭を望む女性とは恋ができないかもしれない」と考えることがあるという。
■男性の今
それでも「移植手術を受けて本当に良かった」という男性は、今では立ったまま排尿できるほか、以前と同じではないものの「触ると反応するまでになっている」という。
医師団の尽力とすぐれた技術、そしてなによりドナーのおかげで人生の質が向上したという男性。ずいぶん明るくなったという男性は、男性器だけでなく、前向きに生きるために必要な希望も得たようだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)