クマが引き戸を開け民家のダイニングをうろうろ 家人は2階にいて無事
冬眠に備えクマも今は必死。おいしい物は里に豊富なことも知っている。
ぬいぐるみとは異なり、想像以上に太くて鋭い爪と歯を持つクマ。本物はじつに怖い。今年の秋も日本のあちこちで「クマ出没」の報道が相次いでいるが…。
■クマの生息数は増える一方
個体数が増えているのと同時に里、つまり畑や民家においしい食べ物があることを覚えてしまったクマたち。日本だけでなく、近年アメリカの多くの州でクマ出没の話題が急増中だ。
たとえば、ここ50年でクマの生息数が10倍にも増えたといわれるフロリダ州では数日前、オーランドの北西に位置するアポップカという町で民家にクマが侵入した。
■ガラスに妙な泥汚れが付着
その家の主である男性がクマの存在を疑ったのは、ある引き戸のガラス面にクマが前足でこすったような泥汚れが付着していることに気付いた時だった。
男性はただちに自宅内に設置された防犯用ビデオカメラの映像を確認。クマは引き戸を上手に開け、家のなかに侵入するとダイニング・キッチンを目指し、しばらくそこをうろうろしてから去っていったことがわかったという。
■クマは遭遇しないに限る
そのビデオ映像を地元メディアの『WKMG-TV』に持ち込むと、男性はこうコメントしている。
「幸いにも、その時刻に私は2階にいて何も気づきませんでした」
「遭遇していたら大変なことになっていたでしょう。考えただけでも恐ろしい」
「もう2度とクマが入ってこないよう、引き戸には新しくカギをつけました」
■増え続けるアメリカクロクマ
また、国立森林公園が広がるカリフォルニア州プレイサー郡では昨年12月、ある民家からの通報を受けて保安官代理が出動した。その家では親子とみられるクマ2頭がキッチンに座り込み、ありとあらゆる食材をムシャムシャと食べていたという。
北米41州に生息するアメリカクロクマの個体数については、今や100万頭に近づいているという報道も。夜間や早朝を含め、住宅地に現れては裏庭に出された生ごみをあさるなど、今年もまた各地でクマの目撃談が報じられている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)