「食欲の秋」には科学的根拠が? チコちゃんの解説に驚きの声
『チコちゃんに叱られる』で、「食欲の秋」の謎に迫る。ツイッターでは驚きの声も多く集まった。
11日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「秋はなぜ『食欲の秋』?」に注目が集まっている。
秋といえば、「スポーツの秋」「読書の秋」「食欲の秋」と様々に言われ方をするが、その理由について考えたことがある人は少ないのだろうか。
■「科学的にも食欲が増すから」
チコちゃんの気になる回答は「科学的にも食欲が増すから」という。プロモーションや言い伝えというわけではなく、しっかりとした理由があるようだ。
秋に食欲が増すのは「セロトニン」が影響していることを紹介。セロトニンは脳内で感情をコントロールし、精神を安定させる役割を持つ。
このセロトニンを作り出すのには、太陽光が大きな影響している。太陽のように強い光が目から入ると、脳幹が刺激され脳内のセロトニン量が増え、より精神が安定するという。
つまり、夏にはセロトニンが分泌されやすくなる。しかし、秋になると日照時間が減るため、セロトニンが減少し気分が落ち込みやすくなる。
■トリプトファンを求める
減少を感じた身体は、精神を安定させるため、セロトニンを増やそうとするようだ。減少したセロトニンを作り出すために、「トリプトファン」という物質を身体が欲するという。
トリプトファンは、身体で作り出すことができず、肉やチーズ等といった食事でのみ摂取できる。さらに、パンやご飯に含まれるブドウ糖と一緒に食べることで吸収の効率が良くなると解説した。まとめると、秋には「精神を安定させるために食欲が増す」ようだ。