PMSの症状に苦労してる? 20・30代女性の多くが悩みを抱えている傾向も
女性特有の悩みの一つとして挙げられるPMS(月経前症候群)。周囲になかなか理解してもらえず悩んでいる人もいる。
2019/10/07 09:20
月に一度、訪れる生理は「頭痛いしイライラする」「お腹痛くてめまいがする」など、多くの女性を苦しめている。男性陣にはもちろんのこと、個人差があるため同性でもなかなか症状の辛さは理解できないもの。
中には、PMS(月経前症候群)の症状が重く、苦しんでいる女性も多いのではないだろうか。
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■PMSに悩んでいる女性の割合は?
しらべぇ編集部は全国10〜60代の女性899名に調査したところ、全体の13.9%が「PMSの症状が重くて悩んでいる」と回答した。
一口にPMSといっても一人ひとり個人差があるため、腰痛や頭痛といった身体的症状に現れたり、情緒不安定や眠気など精神神経症状に現れたり…と様々な症状が顔を覗かせる。
女性の10人に1人が、なかなか他人に理解されない症状に悩ませれていると考えたら決して少ない割合ではないだろう。
■20・30代は悩みやすい?
そこで今回の調査結果を年代別に割合を見ていくと、もっとも割合が高いのは、30代で23.6%。続いて20代が20.7%、40代が15.6%という結果に。
PMSの原因は解明されていないが、一般的に女性ホルモン(ストロゲンとプロゲステロン)の変動が大きく影響していると言われている。性成熟期と言われている20~30代は、女子ホルモンの分泌が盛んで変動も大きい世代。
PMSの症状が重くて悩んでいる人が多いのはその影響もあるのかもしれない。
一方で、40代を境に割合が徐々に下がり50代以降では1割を下回った。更年期と言われるように、40代以降女性ホルモンが減少すると言われている。そのため、若い時に比べてPMSに悩まされる機会が減少するのだろうか。
■「女の敵は女」「症状が重すぎる」
実際にPMSの症状で悩まされている女性に話を聞いたところ…
「私は、腰痛・頭痛・腹痛・吐き気とかなりPMSがひどく仕事にも支障が出てしまいます。 上司が女性だった時は地獄でした。上司はPMSに悩まされたことがなかったそうで、なかなか辛さを理解してもらえず辛かったことを覚えています。女の敵は女なのかもしれません」(20代女性)
「何をしていてもイライラするしお腹がすごく痛い。症状が重すぎて、家庭では旦那にあたってしまうことも度々あります。気休め程度に漢方を飲んでますが、まだ効果は見られず。」(30代女性)
「PMSになると気分が落ち込み些細なことで悲しくなってしまうなど、職場でも家庭でも気持ちを上手にコントロールできず困っていました。 なるべく生活にリラックスや休息を取り入れられるよう、心がけるようにしています」(20代女性)
PMSの症状は個人差があるため、同性でも理解できないほどの重い症状を抱えている人もいるようだ。
とわいえ、悩んでいる症状がPMSによるものなのか自分で判断するのはなかなか難しく、別の病気が潜んでいる可能性も考えられる。 日常生活に支障が出てしまうほど症状が重篤な場合は、一人で悩まず医療機関を受診することも大切と言えるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の女性899名 (有効回答数)