バイセクシャル告白を親友が拡散 「誰も信じられない」と16歳少年が自殺
家族に相談したくないと思う悩みだからこそ、信頼できる友人を選んで話したのに…。
■「友達に殺されたも同然」
少年の自殺に関し、家族を代表してメディアの取材に応じた兄はこのように話している。
「友達なのに彼らは弟を侮辱し、生きていけないと思わせるほどの屈辱感を与えました」
「ここは田舎町。ゴシップ好きの人たちにはたまらないセンセーショナルな話題だったのでしょう」
「弟は心ない友人たちのサイバーいじめに殺されたようなもの。家族としては彼らが刑事告訴されることを希望します」
■若者にとって自殺は身近か
しらべぇ編集部が全国20代~60代の男女1,332名を対象に調査したところ、全体の27.4%が「本気で自殺を考えたことがある」と回答し、若い人ほどその傾向が強いことがわかった。
人生経験が少ないうちは失敗や絶望感に支配されがちで、屈辱感などを克服できないことも多いのだろう。世間が狭い田舎町に、薄っぺらい友情と恰好のゴシップ・ネタ。あまりにも悪い条件が揃っていたとして、少年に対する同情の声は多い。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)